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2008/09 第40週のMy Garden
- 2008/09/23(Tue) -
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2008/09 第39週のMy Garden
- 2008/09/13(Sat) -
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読書メモ:ムハマド・ユヌス自伝
- 2007/12/01(Sat) -
 11月はバングラデシュでサイクロン・シドルが猛威をふるい、多くの犠牲者が出てしまいました。その後のニュースでもあまり情報が入ってきませんので、未だに被害の全容もよくわからないままです。

 地形的に災害に見舞われやすい、世界一人口密度の高いバングラデシュという国。そして最も貧しい人が多く暮らす国でもあります。
でもその国からはスーパーヒーローが生まれました。「弱きを助け、強きをくじく」。この本を読むとそんな表現が当てはまるのかなと思います。

2006年のノーベル平和賞受賞者で、グラミン銀行の創設者、プロフェッサー・ユヌスと親しみを込めて呼ばれるその人の半生を描いた自伝です。

知っている人には今更なのかも知りませんが、本当にすごい人がいたもんです。

ムハマドユヌス自伝

ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家 (単行本)
ムハマド ユヌス (著), アラン ジョリ (著),猪熊 弘子 (翻訳)


 現在の自由市場では、すべての社会悪を解決することができないのは明らかだ。
 貧しい人たちが経済活動をする機会、貧しい人たちへの健康衛生面での保障、恵まれない人々に対する教育、老人や知的障害を持つ人々の幸福、 どれも今のこの自由市場の社会では見事に失敗してしまっているのだ。そこで私は、今日”政府”と呼ばれているものが、警察と裁判、国防、外交政策といったものを除く、ほとんどの分野から手を引くべきだと信じている。そして民間分野が---”グラミン的民間部門”とか、社会的意識が動かす民間部門と呼ぶべきものが---政府に代わってそういった役目を引き継ぐべきだと思う。
 活動を開始した当初から、グラミンは多くの論争を引き起こしてきた。左派の人達からは、私たちのことを、貧しい人々に資本主義を植えつけるアメリカ人の陰謀団だといった。そして私たちの本当の目的は、貧しい人々から絶望感や怒りを取り去って、革命につながりそうなあらゆる芽を摘んでしまうことだ、と非難した。
「きみたちが実際にしていることは」ある共産主義者の教授が言った。「まるで阿片のかけらを貧しい人たちにやるようなものだよ。そうすれば、彼らは内在しているもっと大きな政治的問題に気付かなくなるんだ。きみたちの”小さすぎて何ももたらさない”(マイクロ・ナッシング)ローンがあれば、みんな安らかに眠れるから、騒ぎなんか起こしたりしなくなる。彼らの革命を目指す熱意はそがれてしまう。だからグラミンは革命の敵なんだよ」
 右派の保守的なイスラム教の聖職者たちも、私たちが文化や宗教を壊そうと躍起になって活動していると言っていた。
 私はできる限り、大げさな哲学や理論や主義を避けようとしている。私は社会に対する考察を基礎とする実用主義の方を選んでいる。何をするにも現実的であろうと努力している。
<中略>
 貧困は、貧しい人たちが作り上げたものではない。社会構造と政策によって作り上げられたものである。私たちがバングラデシュでしてきたように、その構造自体を変えていけば、貧しい人々が自分たちの暮らしを変えていけることが分るだろう。グラミンでの経験が教えてくれるのは、金融資本の面で支援してやれば、それがどんなに小さくても、貧しい人たちは自らの暮らしに、とてつもない変化を引き起こすことができると言うことだ。


 著者がバングラデシュではじめた「グラミン銀行」とは、家族を食べさせていく為に、割に合わない労働を強いられ、その賃金を金貸しに搾取されて「負のスパイラル」に陥っている人たちを救済したい一心で考え出されたマイクロ・クレジットというシステムを提供する銀行です。
マイクロ・クレジットとは、少額融資を無担保で貸し付けることで、高利で金を貸し付ける業者と縁を切らせ、その資金を元手に自分にできること、自分のやりたいことで生計を立てていくことを支援するシステムのことです。
 
 バングラデシュで試行錯誤を繰り返し練られてきたマイクロ・クレジットは、今や世界中の貧しい人々、特に差別の対象になりやすい既婚女性を中心に利用され、多くの貧しかった人々が職を手にして笑顔を取り戻しています。

 この本を読んで、大いに感動したことも確かなのですが、今まで思っていた「既成概念」が間違っていることを指摘されたのはショッキングでした。
 それは貧困が経済発展にともなう光と影の影の部分ではなかったということです。現在確立された経済学の論理をあてこみ、無意味な開発援助をこれまで続けてきた国際社会の怠惰を反省せざるを得ません。

 本当に貧しい人たちが求めているのは何か?そんなの本人に聞いてみなければわかりませんよね。でも今までは「きっと橋が欲しいだろう、道が欲しいだろう」と勝手に思い込み、巨額の資金が「今必要なもの」以外に投資されていたのかと考えると心が痛みます。

 要は開発援助資金の使い道の「優先順位づけ」だろ?

 いや、それも違うんです。「優先順位」が間違っていたのは確かなんですが、一番優先されるべき、最も貧しい人たちが明日生きていくにはどうすればいいのか?その方法論なしに優先順位をつけてもどうしようもないということです。
 現在の経営学には貧困層が自立するためには「賃金雇用」をいかにさせるかという視点しかないのがその原因と著者はいいます。つまり「自営」という概念が抜け落ちたままだとダメだよと指摘しています。貧しかった人たちが働くことの意義と自信を身につければ、そのさき災害や不慮の事故があったとしても立ち直れるというわけです。

このマイクロ・クレジットのしくみはきっと日本でも役立つでしょう。以前ネットカフェ難民と呼ばれる人々は、家を借りることができないから履歴書が書けない、よって定職につけないという記事を書きましたが、そういった人たちにマイクロ・クレジット的なしくみを適用すれば、横になれず毎日座ったまま眠らなければならない人はいなくなることでしょう。

 著者は2025年までに世界の貧困をなくすと目標を掲げています。その思いは全世界で共有すべきものですね。

 今日は長くなってしまったので、ここまで読んでくれた人がいるのか分りませんが、長くなったついでに最後にもう一か所引用したいと思います。1997年2月に行われた「マイクロ・クレジット サミット」での著者の演説です。

 私たちがここに集まったとき、私は自分に質問してみました。「マイクロクレジット・サミットとは、どんなものなのだろうか?何かワシントンでお祭りでもやっているのだろうか?」
 個人的に言えば、これは私にはとても感慨深いイベントです。<中略>私たちはクレジットを担保という束縛から解放したことを祝っているのです。このサミットは、経済的差別(ファイナンシアル・アパルトヘイト)の時代に別れを告げることを宣言するものです。このサミットでは、クレジットがもはやビジネス以上のものであると宣言します。食料と同じように、クレジットも一つの人権なのです。
 今回のサミットでは、人々の創造性を解放し、貧しい人々が努力するための舞台を設けようとしています。あらゆる貧しい人々が、それぞれ人間としての尊厳を確立するための責任を与えられていることを保証します。
 このサミットは、マイクロクレジット・プログラムに参加したことで、極度の貧困生活から、尊厳を保てる自立的生活へと暮らしを変化させる事が出来た何百万人もの女性たちの成功を祝うものであります。
 このサミットでは、こうして成功した女性たちの後に続いて、一億世帯もの最貧困家庭の人々が成功できる機会を作り出そうとしています。このサミットは資金集めのイベントではありません。繰り返しましょう---このサミットは資金集めのためのイベントではないのです。このサミットでは、私たちが過去の数年間で作り出してきたよいニュースを集めて、世界に影響を与えたいと思っています。このサミットでは意思や能力を生みだし、世界中の貧困を終わらせたいと思っています。<中略>貧困は文明化された人間社会には存在しないものだと信じています。それは博物館で展示されているのがふさわしいものなのです。
 このサミットでは、貧困を博物館に送り込む方法を創造しようとしています。
 ライト兄弟が十二秒の飛行に成功してからわずか六十五年後には、人類は月に行きました。このサミットの五十五年後には、私たちも私たちにとっての月へ到達していることでしょう。私たちは貧困なき世界を作り出しているはずです。
 この部屋の中のエネルギーを感じながら、私はその世界がきっと作れるという、かつてないほどの自信を抱いています。みなさん、一緒に作っていきましょう!
 ありがとうございました。




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